カーリングの用語

カーリングを楽しむ上で、知っておくと役立つ用語をいくつか簡単に紹介します。

 

※ポジションについては、「ポジション」のページで紹介しています。


全般

デリバリー

ストーンを投球する動作のこと。

 

スウィープ

滑っているストーンの前をブラシでゴシゴシこする動作のこと。ストーンの滑る距離を伸ばす効果などがある。

 

スウィーパー

スウィープする人のこと。例えば、リードの選手が投げるときは、セカンドとサードの選手がスウィーパーとなる。

 

ウエイト

滑っているストーンの勢いのこと。スウィーパーはこの「ウエイト」を見ることも役割の1つで、ウエイトが強いか弱いか、どのくらいのところまで滑っていきそうか、などをスキップに伝える。スキップは、その情報を活かして指示を出す。

 

エンド

試合の中での区切りをこう呼ぶ。少し異なるが、野球の1回、2回のようなものと考えるとイメージしやすい。(ただし、カーリングのエンドに表と裏はない。)

4人制のカーリングであれば、各チーム8投ずつ投げ終えると1つのエンドが終了。ミックスダブルスであれば各チーム5投ずつ投げ終えると1つのエンドが終了となる。試合は、既定の数のエンドをこなし、合計得点で勝敗を決める。

 


シート関係

シート

カーリングにおけるコート、試合のフィールド。上の図の水色の長方形全体のこと。

 

ハウス

カーリングにおける「的」。ハウスに入っているストーンは得点になる可能性がある。

 

ハック

ストーンをデリバリーする際に使用。選手はこのハックを蹴って滑り出し、デリバリーする。

 

ホッグライン

ストーンの有効無効の判断基準となるラインの1つ。

ストーンをデリバリーする際は、手前側のホッグラインに達する前に手から離さないと違反になり、そのストーンは無効になる。

また、手から離れて滑って行ったストーンが反対側のホッグラインを完全に越えなければ無効となる。(少しでもホッグラインにかかっていると無効になる。)

 

ティーライン

ハウスの中心を横切るライン。

 

バックライン

デリバリーして滑って行ったストーンが、このラインを完全に越えてしまうと、そのストーンは無効となる。(バックラインに少しでもかかっている状態であれば、有効。)

 

センターライン

シートの真ん中に縦に引かれているライン。

 


ショット関係

ドロー

ストーンをハウスの中に入れる(ハウス内に止める)ショット。

 

テイクアウト

デリバリーしたストーンを特定のストーンにぶつけて弾き出すショット。2つのストーン、3つのストーンを一度に弾き出すショットは、ダブルテイクアウト、トリプルテイクアウトなどと呼ぶ。

 

ガード

主にハウスの手前に置くショット。自分のチームのストーンがテイクアウトされづらいように守ったり、相手チームが使いたいコースをふさいだりすることを目的とする。
攻めたいときは、まずハウスの手前にガードを置いて、次にそのガードの後ろ側に回り込むドロー(「カムアラウンド」というショットです)を投げるというのが一つのセオリー。

 

フリーズ

特定のストーンにぴったりとくっつけるショット。

 

ライン

ストーンが放たれる方向のこと。

スキップはこの「ライン」をチームメイトに指示する。指示されたラインが正しいかどうか、またラインに沿ってきちんとストーンが放たれたかどうか、はショットの成功を大きく左右する。

 

ウエイト

ストーンが滑っている勢い、強さ。デリバリーされたストーンを見て、ウエイトを判断するのもスウィーパーの大事な役割の1つ。