カーリング精神とは

カーリングを楽しむためにまず覚えてほしいのが、このスポーツの基本理念である「カーリング精神」です。

 

カーラー(カーリングを楽しむ者)が大切にしなければならないものとして、競技規則(ルールブック)でも冒頭に書かれています。


カーリング精神日本カーリング協会競技規則より抜粋)

 

カーリングは技術と伝統のゲームです。技を尽くして決められたショットは見る喜びです。また、ゲームの神髄に通じるカーリングの古くからの伝統を見守るのはすばらしいことです。カーラーは勝つためにプレーしますが、決して相手を見くだしたりしません。真のカーラーは相手の気を散らしたり、相手がベストを尽くそうとするのを決して妨げたりしません。不当に勝つのであればむしろ負けを選びます。

 

カーラーは、ゲームの規則を破ったり、その伝統を決して軽視したりしません。不注意にもこれが行われていると気がついた場合、その違反を真っ先に申し出ます。

 

カーリングの主な目的が、プレーヤーの技術の粋を競うことである一方、ゲームの精神は立派なスポーツマンシップ、思いやりの気持ち、そして尊敬すべき行為を求めています。

 

この精神は、アイスに乗っているいないに関わらず、ゲームの規則の解釈や適用に生かされるだけでなく、全ての参加者の振舞いにも生かされるべきものです。


カーリングには審判もいますが、基本的には競技者同士のセルフジャッジで試合を進めます。

そのため、フェアプレー精神や、互いに相手を尊重する気持ちを持つことが大切です。

 

観客も、ナイスショットが出たときはどちらのチームに対しても拍手を送ります。

 

それがカーリング。すばらしいスポーツですね。